2018年5月のゲームマーケット出展に向けたゲームづくりの記録です。第4回。

ようやく、デザインの話です。
{118B5D72-BC40-42A2-96D4-FDDBC5EEE126}
今回のゲームは、発案者の知人の、デザインスキルのある人に、お願いすることになりました。
今回のように、知り合いで得意な人がいると、とても助かります。
最近は、クラウドソーシングで依頼するのも一般的になってきています。
自分やチームのメンバーにスキルがあれば、依頼することなくできちゃいます。
デザインに入るときには、いくつもの注意すべき点があります。
1.誰に依頼するのか
印刷所に入稿するイラストレーターなどのデータファイルにできない人だと、
そのデザインをデータに起こす作業が必要になります。
印刷所の指定するフォーマットをよく確認しないといけません。
手描きのデザインを用意して、データ化だけを依頼する事もあります。
デザインからデータ化まで一貫で依頼することが多いのかも知れません。
2.デザイナーの個性と、求めているデザインとがあっているか
デザイナーが見つかったということで、うれしくて、あまり考えることなく依頼すると、
全然イメージ通りにいかない、ということになったりします。
得意としないデザインを無理に要望すると、デザイナーを苦労させて、
自分たちもあまり満足できない結果になってしまいます。
3.その人がゲームのデザインをやったことのある人かどうか
デザイン経験者じゃないとダメ、ということではありません。
はじめてゲームのデザインをすると、その工数や負荷の大きさ、
依頼者が満足する出来栄えなどが、イメージできないことがあります。
工数を明確にせずに依頼すると、受けていただいたもの、
想像以上の負荷に苦労するということになりかねません。
4.依頼内容をどう伝えるか
何も具体的なイメージを伝えず、出来上がった案に、ああてもないこうでもない、
と何度も修正ややり直しをお願いするのはよくありません。
デザイナーに任せる、というのは、過去に依頼実績があり、
好みやできばえのイメージが共有されている場合に有効なのだと思います。
または、実績のある有名なゲームデザイナーに、それなりの対価をお支払いして
お願いする場合くらいでしょうか。
そうでなければ、
てきればデザインのラフ描きや、配色、タッチ、テイスト、世界観など、
できるだけ詳しく伝えた方がよいでしょう。
参考に他のゲームや、イメージを伝えるデザインをシェアすることも有効です。
ゲームの設定やゲームの内容も、伝えないとイメージがずれてきます。
(情報を出せないケースは別ですが)
その上で、引き受けられるか、予算にあうか、という点をみて、
依頼を受けてもらうかを決めてもらうのが、一番間違いがありません。
5.企画書や、デザイン依頼書
依頼のために必要な情報をしっかり準備しておくことが大切になります。
状況によっては、作りながらデザインを並行して進めるケースもありますが、
後々ずれないよう注意していかないといけません。
6.予算と納期の適正さ
ゲームマーケットへ出展などを考えると、デザイン依頼から完成までの期間が
ものすごく短くなってしまうことがあります。
もっと早めに動いておけばよかった、、と後悔するところだったりします。
出展申し込みをした後だと、なおさら後に引けず無理を通しがちになります。
依頼したデザイナーに無理を押しつけるのは、避けないといけません。
将来の大切なパートナーを失うことになってしまうかもしれません。
・・といったところですが、コロラボも過去に、苦い経験があります。
印刷所に入稿する前日に、デザイナーにギブアップされてしまったのでした。
クラウドソーシングで、受託側のキャンセルが無条件にできる
という仕組みも、キャンセルを受けた後に知り、途方に暮れてしまいました。
思い返すと、デザイナーの方はカードゲームが好きで、
はじめてのデザインということで、予算も抑えて引き受けていただきました。
しかし、デザインへのこだわりは強い我々は、何度も修正依頼をして、
最終納期ギリギリまでドタバタという状況を作ってしまいました。
結果、土壇場に依頼キャンセル。
コロラボにとって、しかるべき報いということだと思います。
それ以上に、ゲーム好きのデザイナーの方に残念な経験をさせてしまったのは、
本当に申し訳ないことでした。
そんな過去も反省材料に、デザイン依頼を進めていきます。
今回は、真面目になっちゃいました💦
つづく

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください