こんばんわ!コロラボです。
前回から1週間空いてしまいましたが、2019春新作のBlue Borderの制作の裏側をご紹介します!
前回は、Blue Borderで使う32色が決まってきたところまで、お話をしました。
サンプルも出来たところで、満を持してテストプレイを始め、ゲームのルールを作り込んでいきます!
ちなみに、確定したルールの概要はゲームマーケットの公式ページでご紹介しております!
実は、今でこそ、Blue Borderは↑のルールに落ち着きましたが、
筆者が最初にこのゲームをメンバーにプレゼンした時は、全く別のルールでした!
表から見ると、それぞれ色が微妙に違うことは分かるけれど、
それでは実際に、この色の数値がいくつなのかを当てるのは、結構大変です。
この仕掛けを利用した、「ブラックジャック」みたいなゲームを筆者は最初に考えました。
で、それをコロラボメンバーでプレイしたところ・・・・
こんなん分かるかいっ!!(#`Д´)凸
と、大不評を受けてしまいました(^^;)
たしかに、後から考えれば、数字の幅1~32と大きいため、カード引きの運要素が強すぎて、
ブラックジャックには不向きこの上なかったわけです。
組み合わせる要素があまり良くなかった典型例ですね!そしてオリジナリティが全然無い…笑
それでも、ただの評論家で終わることなく、みんなでブラッシュアップしていけることが、コロラボの最大強み。
それぞれのメンバーが、こうすれば面白くなるのではないか!?と、臆することな自分の意見を出し合います。
まず、コロラボの大命題として、「単純だけど奥が深い」というテーマがある中、
1~32の複数の数字を足し引きするのは結構大変で、ストレスが強いと思う、と、
このブログの創始者であるメンバーが意見を出してくれました。
私たちが作っているものライトゲームである以上、複雑な計算を強いられる様なルールじゃだめなんですね。
そして、また別のメンバー(前々作:「四季ならべ」の作者)が、
「青のグラデーションがこのゲームの売りの一つなのだから、色を順番に並べていくこと自体を楽しめると良いと思う」
というポジティブな意見を出してくれたことにより、
「浅いところから深いところまで、海を潜っていく」というテーマ性と、ルールの根幹が定まってきました。
おおっ!
なんか、「おりじなりてぃ」っぽいのが出てきたぞ!! 後、やっぱり色を並べるの楽しい!
いい感じのルールの根幹が見えてきて、暗礁に乗り上げかけていたメンバー 一同のテンションが爆上がり ↑↑↑
これにて一件落着!は、まぁしないですね 笑
上のルールだけだと、色を順番に並べるのは確かに楽しいんですが、
出てきたカードで良い感じのものを取って並べるだけで、若干作業感が強いゲームになってしまいます。
もっと、ハラハラドキドキできるワンポイントアクセントはないだろうか・・・
そこで、これまた別のメンバー(前前前作:ねこじゃらしの共同作者)がポジティブな意見を出してくれます。
「当初のコンセプトに基づき、色の絶対差を自分の目で見分けるという要素があれば、もっとエキサイティングになるのでは?」
そ、それだーーーーっ!!(|||ノ`□´)ノオオオォォォー!!
ということで、更にワンポイントアクセントを追加
例えば、この左図に並べられた青の色だけを見て、
そのターンに置かれた「赤点線のカード」が、その前に置かれたカードと比較して、
あまりに色調差が大きすぎる、と他のプレイヤーが感じたら、それを指摘することができるルールを追加しました!
指摘の結果、差が一定数以上あったら指摘したプレイヤーの勝ち、一定数以下だった負け。
そんなハイリスク・ハイリターンな「チャレンジ」のルール追加することによって、俄然ゲーム性が増してきたのでした!
というように、ゲーム作りは決して単純に楽しいばかりではなく、
ルールが固まってくるまでは大変に感じる時も結構ありますが、
その分、「面白くなってきた!」と感じられた時の高揚感は格別です!
そういった諸々の紆余曲折も含めて、やっぱり「ゲーム開発って…おもしろっ!!」だなぁ、と思います。
というわけで、本日はここまで。
次も、何か話をしたいな、と思いますが、気付けば来週ゲムマ到来…(^^;)
出店作品
・「うのうさのう」(新作)
・「Blue Border」(新作)
・デビュー作にしてレジェンド「ネコじゃらし」
2019春 ゲムマ(L-03) よろしくおねいがします!!
次回は、梱包裏話か、プロモーションの話か、はたまた後日談か・・・(;´・ω・)
次回、「???…」編